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幸せの黄色いたくあん

田村商店では、様々な沢庵(たくあん)=大根のお漬物を販売しています。

今日は、こちらの赤ふすま仕上げの「黄色い沢庵」についてご紹介します。

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誰もが一度は食べたことのある、全国で広く長く愛されている定番お漬物ですが、特に甘めの味付けが好きな関西人にファンが多いそうです。

ぬかが赤いですが、これは「赤ふすま」という、小麦の皮からできたぬか=ふすまの一種です。

海外では小麦ふすまの方が手に入りやすいので、海外在住の方は小麦ふすまで自家製ぬか漬けされている方も多いです。

 

<どうして大根は白いのに沢庵は黄色いの?>

大根の辛味成分が漬け込んでいる間に分解され、他の成分と結合すると黄色くなるからです。大根の辛味成分が多いほど、黄色くなります。(土の状態など、様々な条件も影響します)

 

<どれくらいの間漬けこんで、出荷するの?>

これは赤ふすま漬けの沢庵に限らずですが、10月から12月に収穫した大根をひと月ほどで一気に漬けたあと、1年間かけて出荷されます。

時間が経てば漬かり具合も深まるので、同じブランド・製造者の方から購入しても、春夏秋冬で色合いや味は変わってきます。例えば、漬けたばかりの冬はみずみずしくて色が白いことが多く、春や夏にかけては辛味成分の分解が進み、だんだん色は濃く、味は甘みが増す傾向があります。

少しくらい味や品質にぶれがあるくらいが、昔ながらの自然に近い製法で作られている可能性が高いですね。

黄色い「ザ・沢庵」のイメージを出すためにクチナシなどの天然着色料を使用する事もあります。大根の成分だけで黄色くなった沢庵を見つけるには、商品の表示欄に着色料が表示されてないものをお探しください。

 

<どうやって食べるの?>

ぬかがついた状態で購入された場合は、まず食べる分だけ切って、ぬかを水で流してから切ってください。食べない分はぬかをつけたまま冷蔵庫に戻してください。そのほうが風味が長持ちします。

赤ふすま漬けのたくあんは、軽やかな歯ごたえがあり、爽やかな甘さがご飯によく合います。

味と歯ごたえを楽しみたいので、形は90度のいちょう切りで(以下図参照)、幅は5~7mmくらいのぶ厚目に切って食べるのが美味しいと思います。

切り方

ちなみに小さく刻んでポテトサラダに入れたり、タルタルソースに入れたりしても美味しいです。

 

そして、これがアレンジレシピというのかはわかりませんが、

「ハチミツとクローバー」で知った組み合わせ、おにぎりと黄色い沢庵と魚肉ソーセージ、やってみたら本当に美味しくてびっくりしました。

細かく刻んだたくあんをご飯に混ぜておにぎりにして、魚肉ソーセージと交互に食べます。因みに、関東で売っている太めの魚肉ソーセージがオススメです。(関西のは細くで油多めなので、なんか違う)

実はこの漫画を読むまで、黄色い沢庵はメジャーすぎてあんまり意識してませんでした。この美味しさに気づかせてくれた羽海野先生に感謝。(マンガ飯効果??)

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※【コマ引用】:「ハチミツとクローバー」(羽海野チカ/集英社)6巻より

 

誰にとっても懐かしい味、「黄色い沢庵」は年中を通して店頭で販売しています。ぜひ覗いてみてくださいね。

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