
ぬか漬け
そもそも、「ぬか漬け」って何でしょう?
「ぬか」とは、玄米を生成して白米にする際に削り取ってしまう米の皮部分のことです。「米ぬか」ともいいます。
その「ぬか」に塩、水、唐辛子、昆布などを混ぜ、くず野菜などを入れて熟成。それが「ぬか床」となります。
「ぬか床」に野菜類を投入し、重石をおいて密閉状態に。
時間の経過とともに野菜の水分が塩によって抜け、しんなり柔らかくなると同時に、ぬかの風味が染み込み、「ぬか漬け」の完成です。
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漬け込む時間によって、出来上がりも変わってきます。
一晩漬けたぬか漬けは、しんなりした中に野菜の味が感じられ、ぽりぽりと歯ごたえを楽しめます。
一ヶ月くらい漬けると、発酵が進み、色も抜け、優しい酸っぱさと滋味のある、古漬けになります。(気温・条件によって必要な漬け込み期間は変わります)
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ご家庭でもぬか床を使ってぬか漬けされている方もいらっしゃいますね。中には、先祖代々、引き継いでいるぬか床がある!という方も。
そのご家庭それぞれのオリジナルの味なんて素敵ですよね。
ぬかは、作った人の人柄や混ぜた時の気持ちが反映されるなんて話も聞きます。ちょっと不思議な話ですが、ぬかの中には色々な微生物がたくさんいます。彼らも生き物ですから、何か伝わってしまうのかもしれません。
(私もイライラした時はぬかを乱暴に扱っているかもしれない・・・気をつけます)
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白菜ぬか漬け
きゅうりのぬか漬け
泉州水茄子のぬか漬け
キャベツのぬか漬け
他にも、季節のお野菜をぬか漬けにしてご提供しています。
四季のお野菜を味わう保存食。(ちょっと変な感じですね ^^;)
ぜひ、一度ご来店くださいませ。